プロ112名、アマチュア14名で幕を開けた1stラウンド。
ニドムならではの洋芝と水分を含んで
重くなった深いラフに選手たちが苦しむ中、
1アンダーパーでホールアウトした
グレゴリー・マイヤーと白浜育男が首位タイに並ぶ。
1打差の2位タイグループには、本選手権初出場の
”ルーキー”伊澤利光、2009年大会チャンピオンの渡辺司、
ナショナルオープン初制覇を狙う川岸良兼ら7名、
さらに1打差の1オーバーパーの10位タイグループに2018年日本プロゴルフ選手権を制した、
こちらも”ルーキー”谷口 徹ら3人がつけ、
トップと2打差に12名がひしめく幕開けとなった。
霧に包まれる中スタートしたこの日のラウンド。
日本プロゴルフ選手権との同年ダブルタイトル獲得を
狙う谷口徹がベストスコアを叩き出す。
10番ホールからスター トした谷口は、
12番、セカンドショットを池に入れて
ダブルボギーとするものの、
13番のバーディ、15番からの連続バーディで波に乗る。後半も4バーディを奪った 谷口は
この日のベストスコア66でホールアウト。
通算4アンダーパーと伸ばして
10位から単独首位にジャンプアップした。
1打差の2位には寺西明。
2アンダーパー の3位に金鍾徳、
1アンダーパーの4位に川岸良兼がつけた。
単独首位でムービングデーを迎えた谷口徹。
1打差2位の寺西明がともにバーディ発進。
しかし、谷口が2番でボギーを叩くと、
4番、6番でもスコアを落とす。
一方の寺 西も前半はパープレー。
試合は混戦模様を呈してきた。
川岸はティーショットが定まらず
苦しいゴルフだったが、
多彩な技を繰り出してのリカバリーショットと
パットでしのいで71でホールアウト。
最終日に望みをつないだ。
上位陣が苦戦する中、首位と4打差5位でスタートした
プラヤド・マークセンが67でホールアウト。
通算4アンダーパーで後続に3打差をつけて、
単独首位に躍り出て大会3連覇に王手をかけた。
雨の最終日。4アンダーパーで
2位タイグループに3打差をつけて
単独首位でスタートしたプラヤド・マークセンは、
前半で2つスコアを伸ばして独走体制へ。
後半は1バ ーディ・2ボギーと1つスコアを落としたが、
危なげないプレーでこの日70でホールアウト。
通算5アンダーパーで史上3人目の
3連覇の偉業を達成した。
5打差の2位に谷口徹、通算1オーバーパーの3位タイに、
米山剛、寺西明、金鍾徳が入った。
谷口とともに本選手権初出場の伊澤利光は、
通算8オーバーパーの16位タイに終わった。
なお、ローアマチュアは通算29オーバーパーで
全体の61位タイとなった亀井隆が
4度目の出場で初タイトルを獲得した。