大地、
森。

北緯42度。夏の平均気温約21℃。
樽前山の麓に広がる500万㎡の丘陵地には
エゾマツ、カラマツ、ミズナラをはじめ多彩な樹々が生い茂り
エゾリスやキタキツネ、エゾシカなど
さまざまな生き物を守り育んでいる。

景観をつくる森と並び、敷地内を流れる清流の美しさは
訪れる人を少なからず感嘆させる、まさにニドムの宝物。
支笏湖の伏流水であるトキサタマップ川、オタルマップ川は
ヤマメを育て、動物たちの貴重な水飲み場となり、
野鳥や水生植物にとっては
かけがえのないサンクチュアリを形成する。

尊い生命の森が浄化する空気を胸いっぱいに広げ、歩いてほしい。
水の流れる音や鳥たちのさえずりに立ち止まり、耳を傾けてほしい。
包まれる自然へのそんな愛おしさを込めてこの地を名付けた。
「ニドム」とはアイヌの言葉で、「豊かな森」を意味する。